完全データ入稿に必要なAiファイル形式って何?|バナースタンド・インタビューボードの通販の注意点!

苦手

 

こんにちわ!

東京広告工業 岡田です。

弊社は東京で昭和25年から、サイン・看板・インタビューボード・バナースタンド制作、イベントの企画・設営・運営を行っている老舗です。

広報担当者の方、普段は営業なんだけど、人手が足りずに担当んなってしまった!!なんて人のために、情報を発信していきます。

さて、少し前まで記者会見や展示会などは、専門の業者に装飾を依頼することが多かったのですが、昨今はインタビューボード、バックボード、バナースタンドなど便利な広報用品が増加しているので、専門業者に依頼しなくても会場の装飾が簡単に出来るようになりました。

またこれらの広報用品は、インターネットでも購入できるようになり、年々と活用される機会が増えています。

しかし購入することは簡単になっても、専門用語が分かりづらかったり、広報用品を発注する時の決まりって意外と分かりづらかったりしますよね。

インタビューボードや、バナースタンドの通販サイトを見て頂けると分かりますが、

「完全データ入稿の価格です。形式はAiでお願いします」なんて表記があります。

『完全データ入稿ってなんだーーー??』

『Aiファイル形式ってなんだ!!』

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、完全データ入稿とAi形式について説明をしていきます。

完全データ入稿が必要ってどういうこと?

インタビューボードやバナースタンドなど、広報用品に作成時に、必ずAiファイル形式のデータでの提出を求められると思います。

多くの通販サイトでは、インタビューボードやバナースタンドが〇〇万円と表記されていますが、これはあくまで「真っ白な表示面」となります。

これはでは使い物になりませんので、表示面にデザインを印刷する必要がありますが、通販サイトで販売されているものにデザイン費用は含まれてません。

なので、デザインデータを自分たちで用意するか、別途有償でデザインデータを作成してもらう必要があります。

「完全データ入稿の価格です」というのは、「修正の必要のない、完全なデザインデータをお客様が用意」してくれた場合の価格という意味で表記されているのです。

もし自分たちがデザインデータを持っていない、デザインデータを作ることができない場合、別途数万円程度のデザイン費用が加算されます。(デザイン費用h、業者によって違います。)

このデザインデータには、Ai形式のファイルを用いられるのが一般的ですが、「なるべく費用を抑えたいので、自分たちで作成できるのか?」という疑問が浮かんでくると思います。

Ai形式って何?ドローソフトって何?

このAiファイル形式って何か?というと、アドビ社が開発しているIllustrator(イラストレーター)という高機能なドローソフトで扱うファイル形式のことです。

このIllustratorは、世界中のプロが使用している有償のソフトウェアです。

以前はExcelやwordの様な方法で販売されていた時は、数万円から十数万円と高額なソフトでしたが、現在はウイルス対策ソフトの様に年額または月額で使用料で支払う方式に変更となり、短期間であればそこまで高価ではなくなり、手の届きやすいものになっています。

しかし、このIllustratorは高機能なソフトのため、まともに使いこなすには技術が必要です。

そのため、今回だけデザインを自分たちで用意するために始めるというのは、経験がない場合かなりハードルが高いです。

ドローソフトって何???っていうところを補足しておくと、簡単に言えばパソコンに入っているペイントと一緒で、絵を書くことができるソフトです。

じゃあペイントソフトで作れば良いのでは?と思うかもしれませんが、これは同じ絵を書くソフトでも、細かいながら大きな違いがあるのです。

通常パソコンにあるペイントソフトは、線を書いているように見えても、小さな点の集合体で描かれます。

最大まで拡大してみると、直線に見えてもその縁はギザギザしています。

反対にドローソフトは点では描かれない方式なので、拡大してもギザギザしないのです。

その違いは、特に大きなデザインを印刷した時に、ペイントで作った場合は文字の縁がギザギザしていて見栄えが悪くなったりするなど弊害があります。(他にも違いはありますが・・・)

そもそもファイル形式って何ですか?

それで、ファイル形式って何かというと、ファイルを取り使うためのルールと覚えてください。

取り扱うデータを正確に表示する為に、ファイルの取り扱い方を国際ルールや独自ルールで決められています。

『.jpg』、『.PDF』、『.xlsx』などを拡張子と言って、ファイル名の後ろにくっ付いているの見たことないですか?

この拡張子が、「このファイルは、このルールに基づいています。このソフト用のデータです」と宣言してくれているわけです。

Aiファイル形式は、『.ai』という拡張しを用いて、『Illustratorのファイルですよ!!』と主張しているわけですね。

 

Ai形式が指定される理由は?

なぜAiファイル形式が使われるか?その答えはグローバルスタンダードだからです。

Illustrator以外にも様々なドローソフトはありますが、ビジネスで利用されているドローソフトで、一番使われているのがIllustratorなのです。

表計算ソフトと言えばExcelですが、特にみなさんファイル形式を気にしていないと思います。

実は表計算ソフトというのは、他にもいくつかあるのですが、Excelがグローバルスタンダードなので、全てがExcelのファイル形式で回っています。

多くの人が使っていれば、それだけ利便性が高いということです。

 

JPEG(画像形式)ではダメなの?

結論で言うとJPEGという画像のファイル形式ではダメということではありません。

しかし、出来上がるものは悲惨なものになる恐れがあります。

写真の画質にもよるんですが、JPEG形式などは大きくすると、画質が荒くなります。また、印刷したときに線がギザギザになったり、黒が黒く表示されなかったりするんです。

先ほども説明した、ペイントと同じ原理です。

これは画像を表示させる考え方がAiファイル形式と異なっているからです。

つまり、綺麗にできないので、写真の形式(JPEGやPNG)はなるべく使わないほうが良いです。

画像を使う場合にはなるべく高画質を利用し、文字はイラストレーターで作成というのが一般的です。

 

Ai形式の入稿データが作れない!どうしたら良い?

先ほども話した通り、Ai形式のファイルでデザインデータを作成するには、Illustratorのソフトを入手する必要があります。

全く経験がないなら、自作は現実的ではないと説明しました。

 

これは制作業者にお願いするか、専属のデザイナーがいる場合は、そちらに制作をお願いすることなります。

予算化する場合には、必ずデザインの制作費用も加味しておく必要があります。

注意点として、ネットで価格で一見安く見えるけども、実はデザイン料が高い場合もあります。

決して安い買い物では無いので、何社から価格比較をしてみることをお勧めします。

バナースタンド購入の注意点をまとめましたので、こちらも合わせてお読みください。

⇒バックボードを選ぶときの4つの注意点

 

バックボード・インタビューボード詳細

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