こんにちは!
東京広告工業の岡田です。
このブログは、広報・総務担当者に役立つブログを掲載しております。
テレビや新聞で記者会見を見ていると、どの記者会見の背景にも、市松模様(チェック柄)が採用されています。
(市松模様は日本の伝統的な柄で、2020年オリンピックの新ロゴでもモチーフとして採用されています。)
何故だか疑問に思ったことはありませんか?
今回は”何故、記者会見に『市松模様』が採用されているのか?”説明していきたいと思います。
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目次
- そもそも、市松模様の背景は何なのか?
- 市松模様しかデザインできないの?
- 記者会見で市松模様が採用される理由
- 用途によって1マスのサイズが変わる理由
- 1マスのサイズの決め方
- 記者会見以外の用途にも使える
そもそも、市松模様の背景って何て呼ばれているの?
なぜ市松模様なのか?を説明する前に、記者会見の背景に使われているものは何か?について説明しいきます。
記者会見に利用されている市松模様の背景を、大型バナースタンド、バックパネル、バックボード、インタビューボードと言います。
厳密にはこの4種は微妙に違うのですが、ほぼ同義語で使われることが多くなっています。
大型バナースタンドとは?
表示面が布製、折り畳めて何度でも使用できる。見た目はバックパネル・ボードより劣るが、写真ではほとんど差はない。使いやすさ、経済性の高さから最近人気。
バックパネル・バックボードとは?
表示面がボード素材で、用紙を表示面に貼るタイプ。1回きりしか使用できず、専門業者の設営が必要な為、コストは高め。見た目は抜群に良い。現在は大型バナースタンドと同義で使用されていますので、明確な区別はありません。
インタビューボードとは?
大型バナースタンド・バックパネル・ボードの総称のような使い方をされています。
インタビューで使うボードだから、インタビューボードです。
実際はインタビューや記者会見以外にも使用できるので、インタビューボードという呼び名が適切かは微妙なところです。
以上が記者会見の背景の呼び名に関する大まかな分類です。
バックボード、もしくはインタビューボードと言う方が多いと思います。
一つの製品で呼び名が複数あるって面白いですね。(この記事では、以下バックボードに統一して説明していきます。)
記者会見用バックボードは、市松模様しか選べないの?
記者会見用バックボードは、市松模様のデザインしかないの?と思われるかもしれませんが、バックボードのデザインは自由です。極論で言えば、印刷機が印刷できる内容であれば、写真一枚でも、文字をドーンと表示してもいいんです。
上のサンプル画像の様に・・・別に市松模様でなくてもいいんです。
では何故、企業も官公庁も、記者会見の背景を市松模様にしているのか?
それの答えは、市松模様が記者会見に一番適している表示方法だからです。
市松模様が記者会見バックボードのデザインに適している理由は?
市松模様が記者会見の背景に採用されている理由は、背景を派手して目立つこと。
そして”必要な情報”を映像や写真に映りこませることを目的に採用されています。
記者会見は、企業や組織がアピールする絶好の機会。
しかし殺風景な背景であれば、写真にインパクトがなく、写真や映像を見ただけでは”どこの記者会見”かはっきりと分かりません。
だから、各企業や組織は、記者会見用バックボードを置いて、背景を目立たせ、その中に組織名やロゴを入れるのです。
例えば、背景を無しにした場合を見てみましょう。
記者会見用バックボードがない場合・・・
この写真では、写真のインパクトもありませんし、この写真がどこの、誰のものなのかも分かりません。それでは、後ろに市松模様の柄を入れてみましょう。
市松模様の記者会見用バックボードある場合
どうでしょうか?先ほどの写真と比べて、写真のインパクトが出たと思いません?また写真を見れば、どこの会社か、なんかBIGPOPっていうのをアピールしているな?って気づきますよね?
それだったら文字とかもっと大きな方が目立つのでは?と思われるかもしれませんが、記者会見のカメラマンは、必ずメインとなる人をアップに撮影します。
市松模様でない記者会見用バックボードを使った場合
背景全体に大きくデザインをした場合、滅多に会場全体が映る”引きの状態”で写真や映像を掲載してくれません。
アップで撮影されると、人が邪魔で映らなかったり、見切れてしまい、何が書いてあるのか分かりづらいのです。
市松模様であれば、アップで撮影されても背景のどこかに会社名やロゴが写り込みます。市松模様にするのは、記者会見の目的からすれば必須のデザインと言えるのです。市松模様のデザインに特許も著作権もありません。どの企業や団体もオリジナルで作成しています。
記者会見の背景に市松模様が採用されている理由をまとめると以下の通りです。
- 写真にインパクトを残す為
- 組織を効果的にPRする為
- アップで撮影されてもロゴや組織名が映るようにする為
では次の章では、”なぜ、用途によって市松模様の1マスあたりのサイズが変わるのか?”を説明していきます。
用途によって、市松模様の1マスあたりのサイズが変わる理由
市松模様のサイズ、細かさは記者会見のスタイルによって変わります。
例えばサッカーやラグビー等、スポンサー名を出す必要がある場合、1マスを大きくしてしまうと、表示される企業と表示されない企業が出てしまうので、比較的1マスあたりのサイズは小さく作られています。
反対に企業の記者会見では、見やすさを重視して一コマあたりを大き目に作ることで、ロゴやキャッチフレーズの存在感を出します。
市松模様の1マスのサイズはどうやって決めるの?
1コマサイズは、このサイズというのは決まっていません。用途・文字数・文字の大きさ・バナーサイズによって1コマあたりのサイズを決めていきます。
伝えたい情報が多い場合は1マスを大きく、伝える情報が少ない場合には1マスを小さくするのが一般的です。
実際どれくらいの大きさにすれば良いか分からない場合は、以下の方法で最適な1マスあたりのサイズを決めることができます。
最適な1マスのサイズを決める方法
必要なバナーの横幅・縦のサイズを決めてから、何マスを入れるのかを決めます。※この部分は感覚で
バナーのサイズ ÷ 入れたいマス数 = 1マスあたりのサイズ
これで、1マスあたりのサイズを決めていきます。奇数のコマ数であれば、両端の絵柄は同じになり、偶数であれば、両端の絵柄が変わりますので、これは企業の考え方で変わります。
試しに1マスの大きさ作成し文字をレイアウトし、A4用紙もしくはA3用紙に印刷し壁に貼り付けます。
想定される距離や映り込む人数を考慮し、その画角で撮影をしてみます。
撮影した写真をみて、自分が考えているよりも1マスが大きいのか、小さいのかを判断して、マスのサイズや文字の大きさを調整していきます。
大体のサイズが決まったら、サイズに応じてマス数の変更や、均等に割れるように1マスサイズを微調整すれば、最適な1マスのサイズを決めることができます。
バックボードは記者会見以外でも使用することができる、万能な広報用品です。その他で使用した場合も考慮しておいた方がよいでしょう。
例えばこんな使い方があります。
インタビューボード?記者会見だけじゃない、バックボードの用途は多彩!
バックボードはインタビューボードと呼ばれるように、記者会見のイメージが強いですが、記者会見だけに使用する広報用品ではありません。
例えば受付の背景として・・・バックボードを使用
展示会の背景として・・・バックボードを使用する
重要な会議の背景としてバックボードを使用(マグネットオプション)
これ以外にも、学校の入学式・卒業式などの記念撮影現場や広報用写真の背景など、用途はとても幅広いのです。
また、記者会見用バックボードは表示面を変えることもできますので、用途に合わせてバナーを変えることもオススメしています。
記者会見用バックボード・インタビューボードはどこに依頼したらいいの?
弊社ではインタビューボード・記者会見用バックボードを作成をしております。お気軽にご相談ください。
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