このブログは、バナースタンドや展示会に関する有益な情報を発信しています。
バナースタンドは、バナー(横断幕)を自立させることができる広報用品で、展示会から記者会見に多く利用されています。既にご存じの方も多いですよね?
展示会でも多く見かけるようになったバナースタンドは、様々な業種業態に導入されて人気の広報用品です。その分扱う業者も増えているのが現状ですが、バナースタンドの種類も増えています。
『バナースタンドは種類があって選べない』
と思われる方も多いのではないでしょうか?
でも安心してください!バナースタンドを選ぶポイントは大まかに、大きさ(重量も)、バナー素材、フレーム形状の3点が分かればいいのです。
今回は、バナーの素材について、解説していきます。⇒バナースタンドの選び方-総合はコチラ
バナー素材-選び方講座
一口にバナー素材といっても、6種類くらいあるんです。
- 合成紙+ラミネート(紙)
- カール防止塩ビ(ビニール)
- ターポリン(ビニール)
- トロマット(布)
- スエード(布)
- 厚手クロス(布)
正直、広報担当者やそれに普段から携わる人以外には、聞き慣れない用語が多いですよね。それぞれ一長一短が存在して、バナースタンド本体の特性と使用用途によって素材を選択していきます。
バナースタンドを購入するにあたっては、使用用途を明確に決めておくとスムーズです。
⋄バナースタンドの使用用途チェック
- バナースタンドの大きさは? ⇒大きさにより適した素材が変わります
- どの程度の期間使用するのか? ⇒長期運用 or 単発・短期利用
- 画像を多く使用するか? ⇒同じデータでも素材により印象が変わります
この程度でも明確にしておくと、バナースタンド選びが楽になります。
目的が明確になったところで、素材について見ていきましょう。
合成紙+ラミネート(紙)
合成紙+ラミネートは、簡単に言えば、紙に印刷して上からプラスチックの膜を被せることで、破れづらくし、耐水性を施した素材です。
その他の素材と比べて、発色が良く、比較的安価な特徴がありますが、長期使用をしていると両端がカーリング(端が丸まってしまう)する事があります。 またシワが入ってしまうと修正ができない為、単発の展示会など、使い捨て用途に向きます。
少し違うのですが、マクドナルドの入り口にある『月見バーガー販売』とあるような、看板のような素材です。
厚みがあり、柔軟性が無いためロールスクリーン型には不向きで、小型のタペストリー等に向きます。
カール防止塩ビ
カール防止塩ビは、カーリング(端が丸まってしまうこと)を防止した塩ビ素材です。特徴としては後述するターポリンと合成紙の中間的な特徴があります。合成紙+ラミネートと比べると少し印刷品質は落ちますが、素人目には分からないレベルです。
ただ、シワになると治らないので、扱いを慎重にする必要があります。
ロールスクリーン型バナースタンドに使われますが、収納時の巻き込み過程を慎重に取り扱わないとシワが入りますので、使い捨て要素が強いです。
弊社製品では扱いがありませんが、お客様から修復してほしいという要望が多いのがこのタイプですが、修理ができないため、長期で使用を考えているのであれば、避けた方が良いです。
ターポリン
ターポリンはビニールを加工したもので、運動会で使われるテントの素材と言えばイメージが沸きやすいかもしれません。
素材が丈夫で耐候性が及び発色もいいですが、細かい印刷は苦手です。耐水性もあり屋外の使用も得意ですが、丈夫な分重量が重い特徴があります。バナーが大型化すると結構な重さになります。
またシワが入ると、修復が大変なので、取り扱いを慎重にする必要があります。
トロマット
トロマットは、厚手のポリエステル製布素材ですが、軽量で柔らかく、裏側への透けが少なく、歪みもあまり出ません。
その他の布素材と比べると、見た目が少し劣りますが、シワになり辛く、シワになってもスチームアイロンでシワを取り除けます。
また、発色も優れており若干の耐水性もあり、バナースタンドに適した素材です。素材の選択でトロマットがあれば、こちらがおススメです。
印刷技術が必要で、その分少し割高になりますが、長期使用であればトロマットにする方が断然良いです。
スエード
スエードは光沢のあるポリエステル製の布素材です。トロマットより若干厚みがあり、トロマットよりは重厚感が出ます。スーツの裏地にあ(キュプラ)の様なイメージです。しかし、伸びやすいので引っ張られると、歪みやすいデメリットがあります。
引っ張るタイプのバナースタンドには向きません。使用できるタイプが限られてきます。
厚手クロス
光沢のあるポリエステル製の布素材です。トロマットより若干厚みがあるのですが、目が粗いことから、印刷も荒くなりやすい難点があります。大型バナースタンドに使われることが多いですね。
シワになりづらいというメリットで紹介されていることがありますが、綺麗に畳まないと結構シワになります。
厚手クロスの場合、一度シワになると治すのが大変なので、厚手クロスを選択するのであれば、トロマットを推奨します。
素材に詳しくなってバナーを選ぼう!!
如何でしたでしょうか?バナースタンドを選ぶと言っても、素材は沢山あります。纏めるとこんな感じです。
丈夫さ | 軽さ | 発色 | シワ対策 | |
---|---|---|---|---|
合成紙+ラミネート | × | ○ | ◎ | × |
カール防止塩ビ | × | ○ | ◎ | × |
ターポリン | ◎ | × | ○ | △ |
トロマット | ○ | ○ | ○ | ◎ |
スエード | ○ | × | ○ | ○ |
厚手クロス | ○ | × | × | △ |
初めて購入するバナースタンドであれば、トロマット素材を選択できるものをおススメします。合成紙+ラミネートより少し高くはなりますが、長く使えば使えるものほど、バナースタンドは費用対効果が上がるものです。
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