こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
弊社は、昭和25年から、東京で看板・サイン、イベント企画・設営・運営など、広報活動をお手伝いさせて頂いている老舗です。
インタビューボードが欲しい、いやその中でも「なるべく、安いものが欲しい」・・・。
その気持ちは分かります。そりゃ予算は有限だし、安いことに越したことはないです。
しかしインタビューボードは、滅多に購入するものでない為、「どこを比べれば良いのか?どうやって選定すれば良いのか?」分かりづらいものです。
だからこそ「格安・激安という言葉に惹かれて導入したが、結局後悔した!」という事例が多いのです。
このブログでは、
①『激安』だけでインタビューボードを選ぶのは損
②インタビューボードは、何に注意して購入を決定すれば良いか?
をお伝えできればと思ってます。
インタビューボードを購入する目的は何でしょうか?
記者会見で使いたい、展示会で使いたいが目的だと思います。
激安でも扱いづらい、費用対効果が薄いとしたら、意味がないと思いませんか?
今回はインタビューボードを購入する上で、考慮すべきポイントを説明しておきます。
格安インタビューボードを選ぶと損する?メリット・デメリット
はじめに、格安インタビューボードのメリット・デメリットを紹介していきます。
WEB通販で販売されているインタビューボードのフレームは、外国製の製品が輸入され、各印刷業者が自社で表示面を印刷して販売されています。
その為コストは下がっているので、初期導入コストを抑えるメリットがあります。
しかし競争も激しく、犠牲になっているものがあり、それが大きなデメリットとなります。
- 価格の見せ方が複雑
- 製品の保証が貧弱
- 使いやすそうに見えて、意外と不便
①価格の見せ方が複雑
インタビューボードは、WEBの通販サイトでも沢山販売されています。しかし、先ほどもほとんどが外国から輸入されている同じものなんです。ですから、各WEB通販サイトでも競争がされています。
その中で注意して欲しいのが、価格表示の違いです。
インタビューボードを制作するには、本体(フレーム)、表示面、印刷代、デザイン代等が必要です。
通販サイトによって、安く見せたい為に、フレームと表示面だけの価格を見せて、印刷代、デザイン代を隠して表示しているところがあります。
印刷やデザインをしなければ、真っ白なインタビューボードになりますが、そんなもの使うところは少数でしょう。
結局、印刷代やデザインをお願いすると、他よりも高いなんてことがあります。
表示されている価格で確認するのではなく、すべて制作に掛かるコストで比較するようにしてください。
②製品の保証が貧弱
格安と言っても、インタビューボードは10万円を超えます。
しかし、海外からの輸入の為か、修理という概念が乏しく、壊れると修理ではなく、買い替えとなります。
10万円以上もするなら、それなりに丈夫なんでしょ?と思うかもしれませんが、そんなことも無いのです。
格安のインタビューボードの場合、フレームにアルミを使用していますが、軽量化する為にかなり細いものが使用されています。
それらを連結する為に、強度の無い細いアルミフレームに、穴を開けて連結しています。
強度がないものに、更に強度を下げることをしています。
その為、設置時にフレームを広げる為に折れてしまったり、移動中の衝撃で折れていたということが多いのです。
実際、取扱説明書を見ても、「設置時は均等にフレームを広げるようにしてください」と何度も念を押していることから分かるように、非常に繊細なものになります。
繊細なものであるのにも関わらず、冒頭で言ったように修理ができません。
フレームの買い替えが推奨されており、それだけで6万〜程度の出費になります。
何より最悪なのは、毎日使うものでないので、前回使用した後に破損していても気づかないことです。
その為、いざ使用とした当日に、破損が発覚して・・・・大混乱ということも実際あるのです。
半年保証も無いところもありますので、選ぶ際には保証がしっかりしているところを選びましょう。
③使いやすそうに見えて、意外と不便
インタビューボードは利用者も増加していることもあり、各販売店ごとに販促に力を入れています。
中には動画で紹介しているところもありますが、ここにも注意点があります。
簡単に早く設置ができることをアピールしたい為か、実際は時間が掛かって、手間取っているのに早送りをしたり、都合の悪い部分をカットしていたりします。
「そこが一番時間掛かるよ!」という部分は、1秒くらいでカットされていたり。。。
その他、設置する時に、大きなインタビューボードを倒する動画もあるのですが、広い会場なら良いですが、展示会の場合、そんなスペースないよ!というツッコミを入れたくなることもあります。
また、あるか無いかもわからないのに、設置時に踏み台を使っていたり・・・・
正直、設置したこともありますが、動画で見ているものとは違って大変という印象です。
また、収納時に25kgもあるのに、車輪がついてるから持ち運びも楽々と言っていますが、平坦な場所ばかりなら良いですが、そんなことないですよね。正直、25kgの大きなものを持ち運ぶって大変ですよ。
以上のように、特に初めてインタビューボードを購入される人には、気づかないポイントがあります。
激安インタビューボードは、お客様のことを考えているようで、考えていない
これが激安品に関して言えることです。
使う人のことを考えていないから、そんな事になるんだろうなと思います。
次の項目では、後悔しないインタビューボードの選び方を紹介します。
ここに注目して!公開しないインタビューボードの選び方
インタビューボードを購入するにあたり、利便性・丈夫さを考慮することが大切です。
- 利便性を無視してしまったことで、使うのが面倒で倉庫に眠らす
- 頑丈ではないから、壊れて使用不可になってしまった
なぜか、弊社では格安インタビューボードを販売していないのですが、「もっと使いやすく軽いものはないか?」、「壊れたので修理して欲しい」という依頼が結構あります。
弊社として、下記のようなアドバイスをしています。
①インタビューボードは絶対に軽量なものを洗濯すべし
インタビューボードを選ぶ上で、持ち運びを想定されるなら、軽さを重視してください。
インタビューボードは、他社製品で10kg~15kg、重いものでも25㎏程度あります。
重量があると『持ち運びが辛い』という事です。
お客様の声で多いのが、激安のバナースタンドは重いので、誰もが持ち運びに躊躇するようになって、結局倉庫に置いたままになってしまった・・・
記者会見以外でも、セミナーの受付にも使用されるのですが、会場に持っていく必要がありますよね?
『今日はセミナーで使おうかな?』 ⇒ 『でも、重いし、しんどいから今回は置いておこう!』という感じの繰り返しです。
結局イベントで使うために購入したのに、重さが原因で使わなくなる、激安を優先したがために本末転倒になるです。
格安でも、結局使わなければ無駄。持ち運びに躊躇しない重さ=軽量性は、インタビューボードにとっては重要です。
②携帯性=コンパクトに収納できるか?
重さに続き、コンパクトに収納できるかも利用率を上げるためには重要な項目です。
インタビューボードは図体がデカいのですが、激安品はコンパクトに収納できますとアピールしてますが、全然コンパクトじゃないってことがあります。
収納が重要な理由は、移動手段と配送コストに関わってくるからです。
大きければ大きいほど、移動手段も限られますし、配送コストが高くつきます。
各地の支店で使用するような場合は、このコンパクトさも必要となってくるわけです。
ポイント!移動手段が限られる
他社製品と比較を見てください。
製品名 | タイプ | 本体サイズ(cm) W×H×D | 収納サイズ(cm) W×H×D | 三辺の合計(cm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|---|
A社 | ロールアップ | 203 × 216 × 30 | 203×9×15 | 227 | 5.5 |
B社 | 蛇腹型 | 220 × 226 × 30 | 90×45×40 | 175 | 10 |
BIG POP | シンプル型 | 260 × 210 × 55 | 130×13×14 | 157 | 6 |
長尺であれば、車に積載できないとか、電車移動で邪魔になることがあります。
考えてみてください。2mを超える5㎏の物体を電車で運ぶなんて、取り回しが大変ですし、人に当たったら結構なダメージを与えて問題になります。
重ければ、電車で運ぶのも大変ですし、街中の移動でもちょっとした段差や階段でもしんどくて、会場に着くまでに疲れてしまいます。
私も運んだことがありますが、それなりに力はある方ですが、やっぱり10㎏を持ち運ぶと相当疲れました。
飛行機移動でも、他社製品は飛行機に預け入れできる大きさを超えており、追加料金が掛かります。※詳細はコチラ:飛行機預け入れについて
コンパクトに収納できないと、移動方法に制限が出て、持ち運び辛くなって、倉庫に眠るのです。
ポイント!運送費用もばかにならない
持ち運びが辛いから、運送便を使うので大丈夫!と思われたら、配送コストについて、もう一度考えてみてください。
参考に佐川急便で比較してみました。東京-大阪です。ちなみに近郊でも対して値段は変わりません。
※10回までの累計
製品名 | 運送費 (往復) | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A社 | ¥9,612 | ¥19,224 | ¥28,836 | ¥38,448 | ¥48,060 | ¥57,672 | ¥67,284 | ¥76,896 | ¥86,508 | ¥96,120 |
B社 | ¥5,292 | ¥10,584 | ¥15,876 | ¥21,168 | ¥26,460 | ¥31,752 | ¥37,044 | ¥42,336 | ¥47,628 | ¥52,920 |
BIG POP | ¥3,678 | ¥7,356 | ¥11,034 | ¥14,712 | ¥18,390 | ¥22,068 | ¥25,746 | ¥29,424 | ¥33,102 | ¥36,780 |
コンパクトに収納できないと運送料が高くなります、インタビューボードによって使えば使うほど差額が生じるのです。
格安で買っても、ランニングコストで差が埋まってしまいます。
軽量コンパクトであれば、持ち運べるから運送コストが掛からないのです。
③そのインタビューボード、本当に簡単に設置できる?
インタビューボードには、広げるだけで簡単に設置できるという利点を挙げているところもあります。
たしかに写真を見ると簡単そうです。特に蛇腹型が人気の理由は、そこにあるのですが、本当にそうでしょうか?
蛇腹型インタビューボードは設置が大変?
このタイプの説明書を読んで頂けると分かると思いますが、このタイプは構造的に、2人いないと組立られません。
そして広げるだけでなく、きっちり各箇所をロックする手間もがあるんです。
そして、このタイプは上部が重いこともあってバランスが悪く、表示面を張り付ける時は、寝かせる必要があります。
会場によっては、寝かせるスペースが無い可能性もありますよね?立てたままでやる場合には、台が無いと貼り付けできません。カップヌードルみたいに、お湯入れて終わりじゃないんです。。。
マジックテープにバナーを張り付けるのも、均等に張り付けないとシワになるので、難しいんです。
保証と丈夫さ
インタビューボードに関しては、保障を設けているところが少ないです。最大でも半年から1年が限度です。
中には初期不良のみ、修理不可なんてところもあるので注意した方がいいです。
保証がしっかりついているインタビューボードを選ぶようにしましょう。
フレームが折れやすい
蛇腹型のインタビューボードですが、何故2人で組立が必要かというと、説明書にその理由を確認できます。
説明書にはフレーム設置時に、『無理に力を加えると、片側だけを引っ張ると、破損や変形の原因になります・・・』
先ほども言いましたが、フレーム自体がアルミなので、強度がそこまで強くないからです。
折れやすいアルミの棒に、更に穴を開けて強度を下げているんですから・・・
なるべく軽さは重視しつつ、アルミフレームではないものを選ぶようにしましょう。
格安なら、フレームだけ買い替えたら良いと言うが・・・
修理パーツがある場所であればいいのですが、フレームだけだと修理ができず、買い替えになることが多いです。
業者には、『壊れても・・・・フレームが安いんで、買い換えたらいいんです!』というところもあります。
ちょっと待ってください。
インタビューボードって産業廃棄物になるんですよ。(東京都に確認しました。)普通に捨ててしまうと、罰せられます。
捨てるには、業者に依頼する必要があって、費用を確認したところ、廃棄費用に35,000円も掛かるんですね。(廃棄料とトラック代)他に産廃があればいいですが、捨てるのだって無料じゃないんです。
結局激安で買っても、壊れやすかったら意味がないし、捨てるにもお金が掛かります。
激安重視で考えると、思わぬ費用が潜んでいるのです。
修理せずに、簡単に買い替えと提案するところは避けた方が良いですね。
⑥見栄えも重要じゃない・
蛇腹型、ロールアップ型のインタビューボードって、一見、見た目はとてもかっこいい。
でも、インタビューボードに重要なのは、表示面ってこと忘れてませんか?
どんなにイケメンでも、よれよれのスーツに、シワシワのワイシャツなら、イメージは悪いですよね?企業のロゴや会社名が入っている広報用品だからこそ、このあたりを気にしないと、イメージダウンにもつながります。
シワになると、かっこ悪いしイメージダウン
ロールポップ型は、収納を慎重にしないと、巻き込まれてシワになります。バナー素材にもよりますが、一度シワが入ったら、もとに戻せないことがあります。
蛇腹型は、表示面付けたまま収納できるとありますが、そのままでは確実にシワになります。蛇腹型は、設置時に表示面をピンっと張ることができないので、シワになると綺麗に晴れません。
貼り方も慎重にしないと、以下のように見栄えが悪くなります。※赤の部分がシワになってます。
⑦結局インタビューボード、何を選んだらいいんですか?
長文で失礼しました。補足ですが、他社製品を批判しているわけでなく、お客様が使用して感じた悩みをもとに記事を書いてます。
結局どれを選んだらいいんですか?
実はそんなお客様の声に答えて、弊社でもインタビューボード開発しています。
それがBIG POPです。
お客様の悩みやこれまでの不満な部分をヒアリングし開発した結果、今まで挙げた全ての問題点をクリアしている製品になりました。
格安インタビューボードではないですが、多くの導入したお客様にご指示頂いているので、是非ご覧ください。