こんにちわ!東京広告工業 岡田です。
ホームページを作成するハードルは、近年とても低くなっています。
無料ブログや、フィエスブックページを使えば、専門的な知識がなくても、ホームページっぽいのも作れます。
ちょっとだけ手間をかければ、ホームページ制作ソフトやワードプレスというブログシステム(ここでの説明は割愛します)を使って、しっかりとしたホームページを作成することができます。
中小企業がホームページを作成するとした場合、何に一番重点を置くでしょうか?
「ホームページの見た目!綺麗さ!かっこよさ!お洒落さ!」
と答える方も多いのではないでしょうか?
しかし、ホームページにおいて「見た目」の大切さは、3番目、4番目くらいだと考えています。
今回は、「中小企業のホームページに大切なのは、綺麗さでは無い理由」を紹介していきます。
綺麗なホームページは集客に繋がるは幻想
ホームページ制作において、始めに拘りたくなるのが、ホームページの綺麗さ、デザイン、お洒落さだったりします。
何事にも見た目って大切ですよね。
ホームページがお洒落で綺麗だったら、「きっと集客に繋がる」と思ってしまうのも無理はありません。
綺麗なホームページだったら、キチンとした会社・お店だと思われる。
お洒落なホームページだったら、お客様も興味を持ってくれる。
このように考える人が多いのではないでしょうか?
しかし実際は、綺麗なデザインでも全然アクセスが無いということがあります。
私は仕事・個人と合わせて、これまで数十サイトのホームページを制作してきましたが、これだけは断言できます。
ホームページの綺麗さ・お洒落さ ≠ 集客力 です。
これは今までの経験で感じていることです。
デザインに凝った内容の薄いホームページよりも、デザインに拘らず内容を充実させたホームページでは、明らかに後者の方が成果をあげています。
その理由はすごく単純なことなのです。
ホームページを飲食店だと考えてみましょう
これは飲食店で例えると分かりやすいと思います。
あなたは、これからカフェのオーナーとしてお店をオープンします。
内装は、どこのお店にも負けないくらいお洒落なデザインを採用しました。
椅子もインスタ栄えするように、座り心地よりも、デザインを重視したので、最高にオシャンなカフェが誕生しました。
ただ、内装には凝りますがコーヒーや食事にはこだわりはありません。
利益を確保するために、コーヒー豆は使わず、安い海外のインスタントコーヒーにします。
カフェごはんメニューも、手間が掛かるので、安い冷凍食品で済ませるつもりです。
また一等地に店を出す資金はないので、人が踏み入れない山奥に出店することにしました。
でも大丈夫ですよ。
だってカフェの内装は、どこにも負けないくらいお洒落です。
内装がお洒落だから、絶対良いお店だとお客様に信じてもらえます。
山奥のお洒落なカフェとして、大繁盛間違いなしです。
このお店にお客様が沢山押し寄せて、繁盛すると思いますか?
まず山奥の時点で誰も見つけられませんし、お洒落であってもコーヒーもご飯も美味しくないなら、次からはもう来ないでしょう。
グルメサイトの口コミ評価も低いなら、新規のお客様の獲得も期待できないでしょう。
それよりは、内装は普通でも、食事とコーヒーが美味しくて、駅近のカフェの方が繁盛するはずです。
これは極端な例ではありますが、これと同じことをホームページでやってしまう人が多いのです。
内装 ⇒ デザイン
食事 ⇒ ホームページの内容
立地 ⇒ 検索エンジンの表示される順位
ホームーページに例えるとこのような関係があります。
カフェである以上、コーヒーやカフェごはんは美味しい方が良いに決まっています。
ホームーページの場合、お客様は何かを調べたい、知りたいと思って見に来ているわけですから、それに対する答えが記載されている必要があります。
立地も山奥より、都市部の方が、人が来るでしょう。
ホームーページも、検索エンジンで検索した時に、上位に表示された方がクリックしてくる人が増えます。※ただし、検索エンジンの順位は自分で決められないので、なるべく上位になるためにSEO対策というものをします。
実際私も、かなりの凝り性で、サイトのデザインを綺麗にすれば成果が出ると思っていました。
しかし、あるキッカケでサイトのデザインには凝らず、サイトの内容を充実させたところ、期待する効果を得ることができるようになったのです。
ただし、デザインを全く気にするなと言っているわけではないことに注意してください。
20年前のホームページのデザインよりは、今風の方が良いです。
しかし、綺麗さやお洒落さを求めることが間違っているのです。
何が大切かといえば、「見る人にとって優しいか?」ということです。
ホームページのデザインは綺麗さよりも、優しさ
ホームページのデザインで大切なことは、綺麗さよりも優しさです。
この優しさってどういうことかと言えば、見る人に負担を掛けないという事です。
見やすい文字の大きさ・色、分かりやすい文章、知りたい情報が分かりやすい位置に記載されていることが大切なんです。
お洒落なホームページの場合、文字が小さかったり、文字の色が薄かったり、どこに何が書いてあるのか?も分かりづらかったりします。
中には耳障りの良いキャッチコピーだけあって、内容を読んでもサービスや商品がよく分からなかったりします。
それよりは
- 見やすい文字の大きさ・色
- どこに何が書いているか分かりやすい
- サービス・商品の説明をしっかりする
など読んでいる人が分かりやすいホームページであることを意識すべきです。
ネットではホームページで集客するテクニックが紹介されていますが、個人的にはそのような小手先のテクニックよりは、とことんユーザー目線でサイトを作っておいた方が良いです。
デザインに迷った場合は、
ユーザーの見やすさ > デザイン
を優先させています。
デザインは一先ず忘れて、中身を充実させよう!
今回はホームページのデザインについて話をしてきました。
私の場合も、デザインに苦労して作り上げたサイトが何も成果をあげなく、文章だけのサイトが成果をあげています。
自分の場合に置き換えて分かりますが、「分かりやすいホームページ」の方が良いに決まっていますよね。
次回は、「分かりやすいホームページって何?」のようなテーマでブログ書いて行きたいと思います。