こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
弊社は東京で昭和25年から、看板・サイン制作、イベント企画・設営・運営、オリジナル広報用品を作成している老舗です。
気候も暖かくなり、心地良くて散歩にも最適な季節となりましたね。
私もこの陽気に誘われて、土日には散歩に出かけるようにしています。
さて散歩で街に出ると、仕事柄なのかお店の看板・サインが気になってしまうことがあります。
どこのお店も工夫を凝らしているとは思いますが、その中でも「いいな」と思う看板と、「これ出している意味あるのかな??」と思う看板も少なからずあります。
本来看板は、通りかかった見込み顧客を呼び込むために必要なものですが、その本質が抜け落ちてしまっているところも少なからずありました。
今回は勝手ながら、良い看板とダメな看板の違いについて解説していきたいと思います。
ダメな看板ってどんな看板??
ダメな看板を3つのタイプに分けるとこんな感じかなか?と思います。
- オシャレにこだわり過ぎて何も伝わらない
- 文字だけで、メニューだけが淡々と書いてある
- 当たり前のことしか書いていない
オシャレだけど伝わらない
まずオシャレにこだわり過ぎた看板の場合です。デザインやフォントはとても素晴らしい出来ですが、お店の名前とお店はコチラとしか書いてない場合があります。
インターネットで集客する時代ですから、単純な道標という意味なのかもしれないですが、せっかく目立つところに置いてあるので、勿体無いですねよね。
単純にこれを見た人は、何のお店か分からないので通りすぎてしまいます。
よほど好奇心のある人にしかお店の前に来てくれないでしょう。
オシャレや奇抜性で相手の関心を引いて、誘導する手もありますが、それが通じるのは本の1人握り、むしろ見込み顧客を逃して、好奇心の強い見込み顧客外を呼び寄せてしまうかもしれないですね。
せめて何のお店、どんな特徴があるか、あとは商品の写真なんかをつけておくと良いでしょう。
その方が見込み顧客が反応して来店しやすくなります。
飲食店は雰囲気を伝えることが大切
次に飲食店に多いのがメニューだけ外に貼ってあるお店のパターンです。
それを食べたい思ってくれればいいですが、お店を探している人も何店舗かお店を見比べて探しています。
だから、それだけでは集客効果薄いんです。
その理由は簡単です。
メニューばかりを並べているお店に限って、外から中の様子が見えないことが多いんです。
カウンターしかないのか?
席に余裕はあるのか?
お店の雰囲気は?
お客さん入っている?
この料理ってどんな感じ?
お店の人の雰囲気は??
とお店を選びをしている人は考えています。
やっぱり安心できる美味しいお店に入りたいじゃないですか、その時にお店の雰囲気が分からないと入りにくいですよね。
だからメニューに写真をつける、店長からのメッセージやオススメを載せる、店内の雰囲気や座席数を書くなど、お店の雰囲気を伝える看板にすることで、ふらっと入ってくるお客さんは増えるはずです。
それはそうでしょう!
そして最後が、当たり前のことしか書いていない看板のお店です。
例えば「最安値!」じゃなくて「安い」とか、「〇〇一美味しい」じゃなくて「美味しい」など、よく定型の看板を使っているところに多く見かけます。
そりゃそうだろうという、お店のアピールポイントが抽象的かつ訴求力にかけるものです。
せめて何が安いのか、何が美味しいのか?
何が自慢で、何が美味しいのか?
何で安いのか? 美味しいのか?その理由が欲しいですね。
結局当たり前のことだけを言っていたら、お客様も目が肥えていますので、興味を持ってくれません。
良い看板は何が違う??
ここまでは、悪い看板の例を紹介してきましたが、次は良い看板の特徴を見ていきましょう。
- 顧客へのベネフィットを紹介している
- お店の雰囲気や内容が分かりやすい
- 他のお店と何が違うのか説明している
ある美容室の看板には・・・
ある時街を歩いていると、ふと美容室の看板が目に入ったんですね。
そこの美容室は、「この先の出会いが私を大きく変えるなんて、おとぎ話みたい」というキャッチコピーなんです。
美容室って、綺麗になりたい、イメチェンしたいという人が訪れる場所ですよね?
これは顧客に対して、このサロンに行ったら、あなたが変わりますよ!という未来=ベネフィットを提示しているわけです。
キャッチコピーもうまいですが、看板に出すキャッチコピーはベネフィットが重要です。
安いとか、美味しいはメリットです。
そうでは無く、あなたのお店で買い物、食事をすることで、どんな未来が待っているかを伝えるのです。
メリットでは無く、ベネフィットを伝えることを意識することで集客も変わってきます。
お店の雰囲気が分かりやすい
先ほども書きましたが、お客様はそのお店に入るか入らないかを雰囲気で判断したりします。
看板だけを見ても、お店の雰囲気が分からなかったら、お客様は入ってきてくれません。
店内の写真や店長の顔写真、オススメの商品など書いておくだけでも、通りすがりの人の心理障壁を取り除くことができるようになります。
百聞は一見にしかずということわざがありますが、せっかくの看板なんですから、視覚で訴えかけることを忘れてはいけません。
他のお店と違うことをアピールする
多くのお店を見ていると忘れがちなのか?と思うのが、他のお店と何が違うのかをアピールできていないお店が多いです。
競合の店舗が一見もない地域ならまだしも、必ず競合はいるはずです。
前とは美容室ですが、ヘアカラーの材料が天然にこだわっていると看板に大きくアピールしていました。
他にも天然素材を拘っているところはあるでしょう。
だけど、他はどこもアピールしていないんです。
お客様は、常に他のお店と比べて選んでいるわけで、その他のお店と何が違うかをアピールすることが重要なわけです。
喫茶店もそうですが、美味しいコーヒーとしか書いていない場合と、キリマンジャロの厳選した希少豆に拘っているコーヒーとの場合では、隣に並んでいたら、後者に入りたくなりませんか?
後者は美味しいとは言ってませんが、お客様も拘っているなら=美味しいに違いない、ましてや希少豆ってどんな味なんだろう?と思って興味を持ちます。
まとめ
良い看板というのは、相手に対するベネフィット、お店の雰囲気、他のお店とは何が違うのかがはっきりしています。
デザインや奇抜性を追求して興味を引きたくなりますが、それは一時的なことです。
看板の本来の目的、意味を再度見直して、看板製作してみてください。
弊社でも看板製作を承っています。
弊社はお客様と会話しながら、お客様に適した看板製作・デザインをしております。
ご興味ございましたら、問い合わせフォームよりご連絡ください。