こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
不景気と言われながらも全国ではイベントや展示会が積極的に開催されていますね。
企業にとっては展示会は、見込み顧客の生の声が聞け、新規顧客を獲得できる有益な機会でもありますので、どこも積極的に参加されていると思います。
でも実際は、こんな悩みを抱えているところも多いんです。
費用対効果が合わない・・・
出展費・ブース装飾費用・人件費・販促費を合わせると、数日開催でも数十万円から百万円以上掛かる場合もあり、出展後のビジネス成果と比較しても投資が正しかったのか判断が難しいところです。
特にブース装飾・演出の費用は全体の比重でも大きいですが、加減が難しいところでもあります。
展示ブースを装飾すれば、数十万円から数百万円と内容により費用が膨れ上がっていきます。しかし、ブースが目立てば目立つほど集客は良くなります。
反対に装飾費用を抑えてしまうと、地味で他ブースに紛れてしまうため、集客が悪くなります。
大手企業のネームバリューや目玉製品があれば、この法則から抜けだせなくもないですが、そのようなブースは装飾費用を捻出できるので、更に他ブースとの差が開くのが現状です。
装飾費用をかけた方が集客しやすいのは確かですが、お金をかけたからといってビジネスにプラスになるとは限りません。逆を言えば、お金をかけずに工夫をすれば、ビジネスにプラスになる展示会効果を見込める場合もあります。
今回は、「安く展示会ブースを装飾・演出して集客する方法」について紹介していきたいと思います。
基礎ブースはどうしたらいい?
展示会によってはブースの基礎費用が出展に含まれている場合もあれば、含まれていない場合もあります。
含まれていない場合、会場主催者が紹介する業者、もしくは自分たちで設営する業者を見つけてくる必要があります。
基本的に安く済ませたいのであれば、会場主催者が紹介する業者にお願いする方が断然安いです。
その理由は、会場主催者が用意する業者は、まとめて各ブースを作成するので、1ブースあたりの人件費が分散されて安くなります。
個別にお願いした場合、人件費がそのまま費用に乗っかってくるので、費用が割高になるのです。
背景を装飾したいなど少しカスタマイズしたい場合は、その部分だけ別の業者に依頼した方が割安です。
お金をかけずに集客するには??
基礎ブースの部分がクリアになったら、いかに集客できるブースにするかがポイントになります。ブースの場所によりますが、以下の方法が安くてもアピール効果の高い手法になります。
- ハンズフリー拡声器を使う
- 簡易デジタルサイネージを使う
- バナースタンドを使う
ハンズフリー拡声器を使って集客
拡声器の使用が許可されているところであれば、ハンズフリー拡声器で集客する方法がオススメです。
ハンズフリー拡声器とは、家電量販店などで使われている、マイクでしゃべるとベルト付いたスピーカーから音声が流れる機器です。
20Wの出力でも、大体安くて5千円から1万円程度で入手できます。
展示会でガヤガヤしている環境では、いくら肉声で喋っていても聞こえません。拡声機で商品のアピールや集客をすることで、ハッキリと広範囲に声を届けることができます。
人は音に反応して興味を持ちますので、「なんだろう?」と興味をひくことができるんです。
オススメなのは、何人か集まったらショートセミナーを開催してしまう方法です。
一度に多くの人に情報を伝えることができますし、その人だかりを見た人が興味を持って見に来るという好循環が生まれて集客しやすくなります。
ブース装飾が視覚なら、拡声器では聴覚にアピールする事できるので、比較的安く効果的な方法です。
モニターとノートPCで簡易デジタルサイネージ
拡声器の次は、展示会ブースに動きを出す方法です。
人間は動いているものに反応する修正がありますので、展示会でもブースに動きを出すことで、集客効果が見込まれます。
一番いい方法が、デジタルサイネージ(電子看板)を出す方法です。
このデジタルサイネージを入り口付近に設置することで、映像やパワーポイントのスライドショーを映し出します。
そうすると、みんなその映像が気になって立ち止まって見るようになります。
ただ、このデジタルサイネージ機器は購入すると数十万円、レンタルでも数万円の費用が必要なので、集客効果を見込めても諦めてしまうところが多いんです。
しかし、これを会社にある資産でも簡単にできてしまうんです。
それは、ノートPCに外部ディスプレイを接続する方法です。
ノートPCをデジタルサイネージで利用する
■用意するもの
- 社内で利用しているディプレイ
- 社内で使用しているノートパソコン
- スピーカー (使えるものがあれば)
実は、デジタルサイネージをするにはこれだけでも十分です。
もちろんモニターは大きければ、大きいほどいいですが、17インチから24インチあたりが良く使われるパソコン用モニターでしょう。
これでも、何台か設置すれば印象が変わります。
原理は簡単で、ノートパソコンにディスプレイを接続します。
パソコンの設定で、ホーム画面の壁紙のどこでもよいので、右グリック。
画面の解像度の設定を選択肢して、複数のディスプレイの欄で「表示を拡張する」を選択すると、パソコン本体とディスプレイに別々の画面が出力されるようになります。
※①が本体、②が接続したディスプレイです。パソコンの右側にディスプレイを置いているので、これでマウスが行き来できるのですが、位置が逆の場合もあります。その時は②をドラックして、①の左に②を持っていってください。
これで簡易デジタルサイネージの準備ができました。
ノートパソコンは省電力モードになっている場合もあるので、展示会中は、スリープやディスプレイを消すという機能をオフにしておきましょう。
スピーカーがあれば、PCにスピーカーを繋げておきましょう。
あとはコンテンツを自由に表示できるので、コンテンツを②のディスプレイに表示されるだけです。
コンテンツはどうするか?
簡単にできたデジタルサイネージですが、次にコンテンツはどうするか?一番簡単なのは、パワーポイントを利用する方法です。
パワーポイントを動画にして、パソコンで再生することで簡単にコンテンツが作成できるのです。
例えば、案内図、セミナー時間、主催者広告など何枚かスライドがあるパワーポイントを作成しておきます。
それを保存するときに、POWERPOINT2010以降のバージョンになりますが、ファイル保存の時に、保存形式をWINDOWS Media ビデオにするだけです。
これだけで簡単にアニメーションや、スライドが進むパワーポイントの動画が完成します。
またパワーポイントはナレーションや音楽も入れることが出来るので、合わせて音声も入れておくことで効果的な訴求も可能になります。※詳細はパワーポイント 音声を入れるなどで検索すれば出てくるので、そちらでご確認ください。
音楽に関しては、著作権フリー・商用可能なものも無償で提供されているので、そちらから入手すれば問題ありません。おすすめは、GM DOVA-SYNDROMEというサイトです。
パワーポイントに限らず、動画編集や画像のスライドショーでも出来きますし、時間帯によって表示するコンテンツも変えられるので、複数パターンで運用も可能です。
今ある営業用の資料を少し改良すれば、簡単に効果的な展示会ブースの演出ができます。
バナースタンドを利用する
上記よりは少し費用が掛かりますが、数万円〜十数万円程度でバナースタンドを用意しておくこともおすすめです。
バナースタンドとは、バナー(布や紙)を自立させることができる広報用品です。
バナースタンドの魅力は、何度も使えるという利点があります。だから、年に数回展示会に参加するのであれば、1回あたりのコストは低くなります。
またバナースタンドは小さく収納できて、簡単に設置ができるので、手間も労力も必要ないことも人気の秘密です。
バナースタンドには小型と、2m幅を超えるものを大型と分類していますが、用途により選択が変わってきます。
小型はどこにでも置けるので、新商品のアピールなど訴求することに向いています。のぼりのような使い方です。
>>デザイン不要!チラシを貼るだけの小型バナースタンドレンタル
反対に大型バナースタンドは、ブースの背景として使いますので、企業名・企業カラーなどブースの演出に向いています。
バナースタンドを使用すれば、そこまで費用をかけずとも、展示ブースを華やかに演出してくれるのでおすすめ!
展示会で大切なこと
ここまでは、安くできる展示会ブースの方法を紹介してきました。費用もかけずとも、ある程度のクオリティーの展示ブースを作ることは可能です。
ただ、展示会の本当のゴールは、展示会で見込み顧客を獲得し、実績をあげることというのを忘れてはいけません。目立つブースを作ったら終わりではないんです。
それには展示会ブースのアテンドや展示会後の後追い活動が重要となります。
ブースの演出に夢中になり、本質を忘れないように注意しましょう。
創業昭和25年の実績!展示会のご相談は東京広告へ!
弊社は、東京で昭和25年から展示会の企画・運営・設営などのサービスをお客様へ提供してきました。
また、既製品にないオリジナルの広報用品の作成も承っております。(パネル作成・造形物など)
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