こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
ホームページをもっと強化して集客をしたい!と考えている、社長さんやビジネスオーナーの方は多いと思います。
自社のホームページへアクセスが増えれば、宣伝効果もありますし、お客様も増やすチャンスが増えますが、それには検索エンジンで上位表示されることが大切です。
しかし、検索エンジンに上位に表示させるのは、なかなか難しい!!
そんな時、メールや電話で「御社のホームページを上位表示させます」という勧誘が業者から度々来ると思います。
この業者をSEO業者と言いますが、自社のホームページのアクセスを増加させる為に、お願いしてみるべきか?、とても悩むところであったりします。
「御社のホームページを上位表示させます。」
「ホームページが上位表示されると、お客様が増えますよ。」
「低価格で利用でき、効果が見込めます。」
など、魅力的な言葉が並びます。
どうしましょう?
そんな悩みを持っている方向けに、「自社のホームページを上位表示をさせるには、SEO業者にお願いした方が良いの?」というテーマで、今日は語って行きたいと思います。
SEOって何?どうやってホームページを上位表示させるの?
そもそも「ホームーページを上位表示させるってどういうことか?」について説明していきます。
ホームページは、「人に見られる」からこそ意味があります。
検索エンジンで検索をすると、検索したキーワードに合致したホームページが順番に表示されていると思います。
表示される順番が上位であればあるほど、人目につきやすいことになります。
反対に上位表示されない場合は、ほとんど人目に触れることがありません。
上位表示されていないホームページというのは、砂漠で開店しているレストランの様なものです。
どんなに美味しいレストランであっても、砂漠であれば人が来ませんので、売り上げを伸ばすことができません。
反対に上位表示させるホームページというのは、銀座・渋谷・新宿で開店しているレストランと言えます。
黙っていても、お客様が来店してくるので、あとはレストランの味次第と言ったところです。
つまり、検索エンジンの検索結果で、上位表示されれば、それだけ多くの見込み顧客を獲得ができる可能性があり、宣伝効果もあります。
しかし、
「どうやって上位に表示させたら良いか分からない・・・・。」
このような悩みを持たれている人も多いのが事実です。
結論から言えば、検索エンジンで上位に表示させるには、SEO対策が必要になってきます。
まずはSEOについて、軽く勉強を進めていきましょう。
SEOって難しそうな言葉に感じますが、詳しい説明は省きますが、簡単に言えば「検索エンジンで検索された時に、なるべく上の方に表示させるように調整すること」と考えてください。
そもそも、検索エンジンで検索した時に表示させる順番(グーグル、ヤフー共通)は、グーグル社が開発したロボット(姿はなく、アルゴリズムと言われるプログラムみたいなもの)によって、各ホームページに採点がされていて、【検索された言葉に最も適しているだろう】と判断されたホームページが順番に表示されます。
例えば、あなたが「美味しいラーメン屋 東京」と検索すると、この答えに適したホームページが順番に表示されるわけです。多くの場合グルメサイトが上位に表示されているはずで、「北海道の美味しいラーベン!ベスト10」のような回答になっていないホームページは出てこないのです。
ホームページを採点する内容は明確に公表されていませんが、チェック項目は80以上もあると言われており、評価されるであろう項目の例にはこんなものがあります。
- 文章の量やページ数は多いか?
- 検索されたキーワードに対して、使われている単語や種類多いか?関連性する言葉があるか?
- 他のホームページから紹介されているか?(被リンク)
- ホームページの読み込み速度は速いか?
このような項目を調整・修正することで、グーグルからの採点が高くなり、上位に表示されるようになる。
それを行うのがSEO対策というものです。
ここではざっくりしたものしか書いていませんので、実際はかなり細かい内容が含まれます。
また、グーグルのロボットも日々進化しており、1年前に通用したことが、通用しないという事もあります。
なので、初めて自力でSEO対策をやることは、色々覚えることも、やる事も多い。
そして、努力して実践しても、表示順は競合との相対評価になりますので、競合が強い場合、どんなに頑張っても上位になれないという事もしばしばです。
これがSEO対策の難しいところなのです。
ある意味、SEO対策は、職人芸のような風格があります。
その為、自力では出来ないという場合に、SEO業者という、SEO対策に関するプロにお願いするという方法を考えることになってきます。
使うか使わないかは、正直ケースバイケースです。
それには、SEO対策における2つの手法が大きく関係しているからです。
SEOの手法は2つ!ホワイトハットとブラックハットを知っておこう
SEO対策はグーグルからの評価を高める為に細い調整をしていくのですが、大きく分けて2つの方法があります。
それがホワイトハットとブラックハットの2つです。
ホワイトハットとは?
グーグルは評価基準を公表していませんが、唯一「ユーザーにとって価値ある記事を評価する」と言っています。
ホワイトハットでは常に「ユーザーに価値あるもの作る」という意識の元にサイトを作成していきます。
一つ一つのページの内容を詳しく、分かり易くしたり、ユーザーがホームページを見やすいようにしたり。
それこそ、そのサイトを見ればそのジャンルの情報がすべて手に入るくらいにサイトのクオリティを上げていきます。
グーグルが提唱している理念にも合致しますので、一度上位表示されると、強固に上位で留まることができます。
ユーザーにとっても有益なサイトになるので、長期的な目線で考えると、顧客が集まりやすくなり、強力なマーケティングツールにもなります。
反対に、ホワイトハットによるホームページの構築には時間や労力もかかりますし、グーグルに評価されるまでにも、最低でも1年以上は掛かります。
ブラックハットとは?
ブラックハットとは、ホワイトハットとは逆の戦略を行きます。
先ほどの章で説明しましたが、グーグルはホームページを評価するにあたってロボット(アルゴリズム)を使っています。
簡単に言えばブラックハットでは、グーグルのロボットを騙すことで、有益なサイトと思わせて順位を上げます。
グーグルの評価基準の中に、「ホームーページが他者から紹介されているか?」という項目があると言われています。
つまり、皆から紹介されるホームーページは、人気があり有益なサイトであるとグーグルは判断するわけです。
ホームページを他者に紹介してもらうことを、被リンクと言います。
ホワイトハットでは被リンクは自然に増えていくのですが、ブラックハットではこの被リンクを自分で作成する、つまり自演するのです。
自分で沢山のホームページを作り、上位に表示したいホームページに被リンクを貼る事で評価を上げます。
これはホームーページのクオリティが十分でなくても、非常に早く効果を生み出します。
しかし、これはグーグルとして理念に反する、言わば欺く行為となります。
なので、グーグルに被リンクが自演とバレた場合、「サイトが飛ぶ」と言われるペナルティが課せられます。
「サイトが飛ぶ」とは、検索エンジンで検索しても、まったく表示されなくなります。
これは全く顧客の目に触れなくなりますので、ホームページとしての死を意味します。
ブラックハットはホワイトハットと比べて、効果が早い特徴がありますが、諸刃の劔と言えます。
※ちなみに少し前にも、グーグルの評価が変わったという噂になり、ブラックハットをしていたサイトが沢山飛んでいきました。
ブラックハットは短期集中でアクセスを集めるのには適していますが、継続的なマーケティングの一貫として行うには適しません。
SEO業者が行うのはブラックハット寄りの施策
ホームページの運営では原則ホワイトハットを重視します。
特にビジネス上のホームページが「飛んでしまう」のはマズイので、ホワイトハットしか手がないと言えます。
しかし、基本的にSEO業者が行うのはブラックハットの施策です。
優良な業者になれば、ホワイトハットの施策をコンサルティングしてくれますが、残念ながらメールや電話で勧誘してくるSEO業者は【上位表示だけが命題】のところが多いので、ブラックハット的な手法が目立ちます。
SEO業者は自社が保有している沢山のサイトから、あなたのサイトへリンクします。
際ほども言った被リンクをするわけです。
しかしグーグルは、被リンクをしている側のサイトの内容も厳しくチェックしている為、関係ないサイトや内容の薄いサイトからの被リンクは効果がない場合があります。
また、悪徳なSEO業者の場合、内容の無い適当に作ったサイトからリンクをしていることも多く、SEO業者にお願いしてみたら、「サイトが飛ぶ」ペナルティになってしまった事もあるのです。
SEO業者の場合には、上位表示された時の費用などは明記していますが、サイトが飛んだ場合の対処は何も説明していないこともあります。
一度「サイトが飛ぶ」と、前科者のような扱いになりますので、そこからホワイトハット施策をしても、回復しないこともあります。
お金を払ったのに、結局ホームページをダメにしてしまう可能性があるのです。
SEO業者使って上位表示させても意味がない
今回自社のホームページを上位表示させる為に、SEO業者を使うべきか?という話をしてきました。
結論として、SEO業者を使うことは、おまりおすすめしません。
確かにブラックハットによるSEO対策によって上位表示されれば、一時的にアクセスを増えて、お客様の反応は増えていきますが、永続的ではありません。
常にSEO業者に費用を支払う必要が出て来ますし、SEO業者の行うブラックハットの手法は、いつホームページがグーグルからペナルティを受けるか怯えることになります。
SEO業者の勧誘を見ると、「グーグルから評価された良質なリンク」、「自然に見えるようにリンクを増やす」とあり、ペナルティの心配もありません。とあります。
しかしSEO対策をかじった事がある人間なら、ある程度の質の高いサイトから被リンクして、自然に見えるように徐々に被リンクを増やしても、ホームーページが飛んだという人を数多く見てきています。
このブラックハットの手法に絶対はないのです。
被リンクというのはドーピングみたいなもので、この方法に取り憑かれると、勝つ為にはずっと薬が必要となり、そしていつかバレて試合出場停止になるスポーツ選手の様なものなのです。
覚えておいて欲しい重要な事は、たとえ検索順位で1位に表示されたとしても、顧客にとって内容が価値あるものでなければ、結局お客さんは増えないという事を忘れてはいけません。
飲食店で考えれば、偽造の口コミで、グルメサイトの評価をあげて、そのジャンルで一位になったとします。
初めは沢山のお客様が来ますが、そのお店の味や接客が最悪だったらどうでしょうか?
すぐにお客様は来なくなり、すぐに口コミも偽造だとバレるでしょう。
そうなると、お店の信用もなくなり、グルメサイトにも掲載されなくなれば、もう終わりです。
この様に、確かに人目に触れる機会を増やすことは重要ですが、大切なのはやっぱり中身なのです。
時間は掛かりますが、中身を極めることが、成功の一番の近道です。
コンテンツを極めるホワイトハットを頑張ろう
ここまで色々話をして来ましたが、自社のホームペーイを多くの人に見てもらいたいのであれば、大切なのは中身を充実させることです。
自社のホームページのアクセスを増やしたいなら、まずはお客様が求める情報を提供し続けることです。
まずはブログで、お客様の困っているであろう事を解決できるような記事を書いてみましょう。
しかし、何を求めているか分からないという人もいるでしょう。
営業時のお客様との会話や、お客様からのよくある問い合わせを注意深く観察することで、何を求めてるか分かってきます。
そのような1つ1つを記事にしていくのです。本当にコツコツです。
もし自力では難しいという場合には、コンテンツマーケティングのコンサルティングを受けるべきです。
コンテンツマーケティングとは、言い換えればホワイトハットの手法でサイトを作って行くものです。
コンテンツマーケティングは、製品紹介をするのではなく、製品に関係するユーザーにとって価値ある情報を届けます。
例えばダイエット器具を販売しているなら、その製品を使ったトレーニング方法、ダイエットに関する食事、方法などを紹介していくのです。
同じ費用をかけるなら、SEO業者よりも、こちらの方に費用を掛けた方が、価値が高いです。
更に可能であれば、最初は業者に頼らず、なるべく自分で行うことを心がけてください。
最初は小さな一歩、コツコツとした作業が多いですが、そういった地道な努力の積み重ねが、自分の能力という資産になって返って来ます。
実際、このSEOにおけるホワイトハットの手法は、リアルなビジネスにも応用できるノウハウが沢山あります。
一度ホワイトハットで作成したホームページができれば、それは資産になります。
そしてあなたのノウハウも資産になっていきます。
今回は具体的なホワイトハットの手法の説明は省きますが、ホームページ集客のコツは、コツコツ作業を地道に続けることです。
最後に、SEO業者が悪者ではありません。
ブラックハットも一つの手法です。
場合によっては、ブラックハットも有効な方法として選択肢に入ります。
そしてSEO業者と言っても、中には良い業者の方もいます。
だだ、中には相手が何も知らないことを良いことに、良い事だけを並べて勧誘する業者もいます。
弊社にも、沢山SEO業者様から勧誘があるのですが、「知らないフリ」して話を聞くと、すごい事を言ってくるところもあり、もし自分が知らなかったら・・・とゾッとすることもあります。
インターネットの集客が当たり前だからこそ、私たちも少し賢くなって、防衛する力を身につける必要があります。
SEOに関してはなかなか難しいことなので、少しずつ学んでいくことは大切です。
今回、SEO業者を使うべきか悩んでいる、経営者様や担当様の参考になれば幸いです。