こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
弊社は東京で昭和25年から、看板・サイン作成、イベント企画・運営・開催、特注広報用品制作など、お客様の想いを現実化し、広報活動をサポートしてきた老舗です。
今回は広報活動におけるSNSとWEBページのアプローチ方法の違いについて、話していこうと考えています。
SNSとWEBページの大きな違い
さて、今広報活動においてFACEBOOKやツイッターを始めとしたSNSとホームページを使ったWEBは、必須と言っていいほど重要なものになってきました。
この両者の魅力は、少ない労力で、更に低コストで世界中に情報を発信できることです。
この様に同じような役割にも思える、SNSとWEBページですが、微妙にその役割が違うところがあります。
その違いは、情報発信のターゲットです。
皆さんがWEB、ここではgoogleやyahooなどの検索エンジンを対象としていますが、使う時はどんな時でしょうか??
そうですね。
何かを知りたかったり、解決したかったりする時に使用します。
つまり人が検索エンジンを使う時には、悩みが必要となります。
そして、その悩みを認識し言語化できれなければ、検索エンジンを使うことができません。
WEBページにアクセスしてくる人は、何かしらの悩みを持っていることになります。(※SNS経由のアクセスもありますが、話の都合上割愛します。)
では、SNSの場合はどうでしょうか?
ハッシュタグを使って検索することもありますが、基本はタイムラインに流れてくる情報を見ることになります。
人は悩んでいる状態でSNSを使用していません。
あくまで、特定ではない、不特定な情報収集でSNSと接しています。
そして潜在的な悩みや、興味のあることに合致した内容があると、人はその記事を読むことになります。
この両者の違いは分かりましたか??
WEBページは、悩みが顕在化している人がターゲット。
SNSは、悩みが潜在的にある人がターゲット。
言い換えるなら、WEBページは教える、SNSは気付かせる専門とも言えます。
多くの場合SNSのリンクから、WEBページに飛ぶのは、問題を気付かせて、その解決策は「ここだよ!」と示しているのです。
ここの話はマーケティングにおける考え方で、広報活動とは無関係の様に思えます。
広報活動において、この2つのツールを使い分けるのは重要です。
この違いを知っているか、知らないかで、結果は大きく変わってきます。
広報活動でのツールの使い分け
ここで考えてみましょう。
なんでもいいですが、イベントを開催することになったとしましょう。
その時、WEBページを作成し、SNSでお知らせをするとします。
この時、WEBページとSNSのターゲットの特性を知らないとどうなるでしょうか?
おそらく、イベント名、イベントの内容、開催情報を強調してどちらも配信してしまうでしょう。
先ほども言いましたが、WEBページは教える専門で、何かを知りたい人のための答えを用意する必要があります。
だから、イベント名、イベントの内容、開催情報を強調して掲載することで問題はありません。
しかし、SNSの場合はどうでしょうか?
潜在的な悩みを気付かせてあげる必要があります。
イベント名、イベントの内容、開催情報を強調しても、悩みに気づいていなければ、スルーされてしまいます。
だからこれらの情報はWEBページに任せて、SNSは悩みを気付かせてあげる必要があります。
例題として、町内会のお祭りをお知らせするとします。
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○WEBページの場合
広報町夏のお祭りのお知らせ
■内容:毎年恒例の町内会のお祭りです。出店も出ますので、皆さん奮ってご参加ください。
■出店
- やきそば
- 焼き鳥
- ソフトクリーム
■日時:8/13 18:00〜
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簡単に書けば、こうなります。
相手はお祭りに行ってみたいと思っているので、どんな内容なのか?、どんなことができるのか?、行くことできる日程かを知らせればいいのです。
SNSの場合では、これをやっても既に興味がある人しか反応しません。
SNSの場合、悩みを顕在化するために、何を解決できるかを一番に強調すべきです。
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○SNSの場合
広報町近隣の住民の皆様必見!
夏の予定がない??
それなら、地域の交流や美味しいものを食べて、夏を満喫しませんか?
夏の思い出作りなら、広報町 夏のお祭り!!
8/13 18:00~
→詳細はこちらをクリック
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パッと作った例なので微妙なところはありますが、広報町周辺に住んでいる人に呼びかけます。
これによって、馴染みのある地域の人は無意識に反応します。
どこか出かけたいな〜等、潜在的な悩みを顕在化させます。
悩みが健在化したところで、提案をしていくわけです。
これで興味が出た人は、WEBページを見て詳細を確認してくれます。
ここで一つ言っておくことは、WEBページの内容をSNSで投稿することは問題ありません。
それはあくまでお知らせレベルで、集客や目的を達成するためには弱いということです。
ですから、上記の様に、潜在的なターゲットを対象とした記事を投稿する必要があるのです。
この様に、ターゲットの違いを知るだけでもアプローチの方法が大きく変わります。
ぜひ、広報活動に役立ててみてください。