こんにちわ!
東京広告工業 岡田です。
みなさんはテレビをよく見ますか?
CMのときは、スマホ見たりしてませんか?
基本私はあまりリアルタイムでテレビは見ずに、録画にしてみるようにしてます。
リアルタイムだとどうしてもCMが入りますよね。
CMが入ると1時間くらいのドラマも、録画してCMを飛ばすと45分?くらいになります。
複数本まとめて見るとなると、この15分って結構影響してきます。
だから録画でみるようにしています。
だけど、テレビって無料で見せてるわけじゃないわけで、CMを見ることと引き換えに、コンテンツを無料で見せてもらっているわけです。
極端な言い方かもしれないですが、無銭飲食に近いといえば近いわけです。
最近悪いな〜という気もしていて、とはいえ時間はとても重要なので、気になったCMだけ見るようにしてるんです。
見ていると結構面白いCMってあったりするんですよね。
最近、CMも変わってきたな〜と思うわけです。
今日はそのあたり書いていきたいと思います。
今までのCMと何が変わった?
今までのCMって、ワンパターンと言えばワンパターンでした。
サービスにしろ、商品にしろ、まずは他社との比較、安い!商品のスペックがすごい!!というのを全面に押し出していました。
特に家電量販店なんて、その傾向が強かったですね。
他社よりも安い!サービスが充実!安心保証!!など、とにかく他社とは違うよ!というのを徹底的にアピールしていました。
あと洗剤などもそうですが、漂白成分20%UP、消臭効果付きなど、商品のスペック数値を全面に押し出しています。
つまりこれってメリットをアピールしているわけです。
この商品を買ったら、こんな効果、機能が手にはいるという事なんです。
これもAppleがCMをし始めてから、特にiphoneを始めてから大きく変わったなと感じます。
例えばAppleのiPhoneのCMを見ていると、一切スペックに関する情報が出てきません。
ひたすらiPhoneを使った場合の生活の映像が流れて、最後にiPhoneという名前が出てくるだけです。
それ以外にも、ボートから映像を撮っていたら水の中からカバが出てくる衝撃映像が流れで、最後にiPhoneで撮影としか出てきません。
今までの携帯やスマホのCMの場合、カメラは〇○○万画素、業界最軽量〇○○gなど、スペックしか流れませんでした。
この違いは後者はメリットを語っているのに対して、前者Appleはベネフィットを語っているのです。
メリットとベネフィット
メリットとベネフィットわかりづらいですが、メリットはその商品・サービスを手にした時の得、ベネフィットはその商品・サービスを使う、使ったあとの得と言えます。
つまりメリットを享受したら、生活がどう変わるかを示しているのがベネフィットです。
例えばスマホで考えるなら、メリットは本体が軽い、高性能なカメラが使えるようになるというのがメリットです。
ベネフィットでは、デジタルカメラを道歩かなくても、綺麗な写真を撮って思い出を残せるようになるという事です。
今まではメリット重視のCMばかりでしたので、それをスマホを買え買えようかな?という人しか反応しませんでした。
しかしベネフィットを提案することで、旅行にデジカメ持っていくのを面倒だと思っている人など、潜在的に購買意欲があるユーザーへの気づきにもなります。
またスマホ最軽量と言われても、それが自分の生活に具体的にどう影響するかわかりませんが、ベネフィットを訴求して、軽々歩く人を見れば、視聴者として具体的にイメージしやすくなります。
最近ジャパネットやエディオンも、このベネフィット戦法に変更してきています。
どちらも家族絆を描いたドラマ仕立てなのですが、どちらも自社をアピールしていることありません。
ドラマの最後に会社名が読み上げられるだけです。
ベネフィットはかなり遠いところにありますが、これも幸せな家庭の一部を支えているということをアピールしています。
おそらく話題性とイメージ戦略なのだと思います。
これらかCMはどうなるんだろう?
これからCMはどうなるんでしょうか?
最近見ているだけでも、このベネフィットを訴求するドラマ仕立てのCMあ多くなっているな〜と思います。
時期にほとんどのCMは似たような感じになるのではないでしょうか?
そうなると、インパクトも弱まってしまいますよね。
またこんな感じのやつか〜となると、視聴者も飽きて興味自体を示さなくなります。
私は凡人なので、わかりませんが、次のステップとしてCMだけでは完結しないような感じになるのではないかな?と思ってます。
ポケモンGOのようにVRが目覚ましい進化をしているので、テレビをスマホで写すとはみ出てくるとか、一方的なCMから、双方で完結させるCMなんかが出てくるんじゃないかな?と勝手に思ってます。